ルックスが39%も下がる?!人を不幸体質にする3つの偏見

 

はじめまして。よーです。

 

お越し頂きありがとうございます!

 

今回心理学1発目という事なんですけど、
「命を弄ぶ男ふたり(前編)」
聞いて頂けましたでしょうか?

 

ここでの企画をザックリ説明すると
このラジオドラマ内に関係ある(であろう)
心理学の知識
をお伝えしていくコーナーです。

 

例えば
「フット・イン・ザ・ドア」とか「ハロー効果」みたいに
パッて言われて効果を説明されても
1週間後ぐらいにはすぐ忘れちゃいませんか?

 

自分もあんま記憶力ないタイプなので
あぁいうのネットで調べてもすぐに忘れちゃうんすよね。

 

ただ、ここでお伝えしている心理学は
ラジオドラマのストーリーと関連付けて覚えられますので、
中長期の記憶として残すことができるんですよ。

 

プライミング効果ってやつです。

 

あ、プライミング効果は
「海外コメディドラマで覚える英語の慣用表現~」
みたいなのとか
「漫画で出てきたことわざとか四字熟語だけはなんか覚えてるわー」
みたいなアレです。

 

ストーリーの効果はすげぇって事です。

 

つまり
ラジオドラマ→心理学→ラジオドラマ
って聞いて頂けるとストーリーとして
長期記憶として心理学が覚えられるんですよ。

 

なので、ストーリー聞いて感性を広げて、
あなたの日常に使える仕事や人間関係、
健康、勉強とかに関する心理学を簡単に知って頂いて、
ストーリーでその法則がどう使われているのか確認しつつ
定着させることができるんです。

 

んでそれを日常の生活とかの役に立てて頂ければなぁって思っています。

 

今回は命を弄ぶ男ふたりを通じて
「誰もがハマる、人を不幸体質にする3つのバイアス」
をお伝えいたします。

 

ですので、まだ「命を弄ぶ男ふたり」を聞いていない方は
ラジオドラマの方から是非聞いてみてください。

 

命を弄ぶ男ふたり【前編】はコチラ

 

初対面同士の2人の不幸者に働く心理学効果は…?

 

まずは2人の不幸な男の関係性を見てみます。

 

繃帯の男も眼鏡の男も初対面同士です。

 

初対面同士だと、
僕たちも日常だと「偏見」が働きますね。

 

「あいつずっと無表情だし楽しくない奴なんだろうなぁ」
とか
「あいつは声高いしデカしムカつく奴だわー」
みたいなのです。

 

例えば今回のラジオドラマみたいに
あなたの隣に自殺をしようか悩んでいる人がいるとします。

 

イメージしてみてください。

 

その人が60代ぐらいで
汚い作業着を着た小太りのおっさん
だったらどうでしょうか?

 

原因は分からないけど
何となくヤバい事あったのかなって思いますよね。

 

会社で居場所がないのかなぁ?
とか
奥さんに逃げられたのかなぁ?
とかそういう考えが浮かんできそうです。

 

それじゃあ、自殺しようとしている人が
例えば20代ぐらいの
高級そうなスーツや腕時計を身にまとった
頭がよさそうな洗練された長身のイケメン
だったらどう思いますか?

 

「ナメてんの?お前が死ぬのは違うだろ!」
って思いませんか?笑

 

でもよく考えてみると60代も20代も
やろうとしてることは同じ自殺なんですよ。

 

見た目だけで自分の価値観の中で
勝手に決めつけてしまう偏見の事を
認知心理学では「バイアス」って言います。

 

もっと簡単に言うと「思い込み」って意味です。

 

皆さんも
「無表情だな…」って思ったら
話しかけてみるとめっちゃ面白い人だったり
「声デカいなぁ…」って思ってたら
慣れたらぞの声のデカさが心地良い
みたいな経験ありませんか?

 

それがバイアスで、
要は相手の事を見抜けてるつもりで全然見れていないっていうのが
このバイアスの落とし穴なんですよ。

 

しかも、知らず知らずの無意識の内にあなたを不幸に導いている
注意すべきバイアス
もいくつかあります。

 

そこでハマるとヤバいあなたを不幸にするバイアスを
今回は3つだけに焦点を絞って
作品に触れつつ今回はお話いたします。

 

不幸バイアス①ハロー効果

 

まず上記の「第一印象だけで相手の全てを決め付けてしまう事」
ハロー効果と言います。

 

これは有名なので聞いたことがある人もいますかね?

 

皆様の日常でもこのハロー効果はかなり潜んでいて、
よくあることで言えば
「英語、中国語、日本語まで堪能なら仕事もできるだろう」
っていうのが就活でありがちなハロー効果です。

 

ハロー効果の威力についての実験

 

ハロー効果で最も有名な実験は
社会心理学者アッシュの印象形成実験です。

 

アッシュの印象形成実験の論文はコチラ

 

この実験では
90人で構成されるAグループと
76人で構成されるBグループの2つにグループを分けます。

 

んで、ある特定の人物Cさんについて
AグループにCさんはこういう人物だと説明します。

 

A「知的。腕がある。勤勉。友好的。決断力がある。現実的。注意深い。」

 

続いてBグループにCさんについて
一部だけ異なった説明をします。

 

B「知的。腕がある。勤勉。冷酷。決断力がある。現実的。注意深い。」

 

つまり友好的か冷酷かという部分だけが異なります。

 

その後一瞬だけCさんの写真を見せ、
この人に対してどういう印象を受けたかをテストします。

 

結果は下記の表をご覧ください。

 

 

AグループだとCさんのイメージとして
91%の人が寛大だと評価して、
Bグループだと8%の人しかCさんは寛大だと見なしませんでした。

 

別に友好性関係ないのにです。

 

他にも
賢さA:65%、B:25%
幸福そうかA:90%、B:34%
想像力豊かかA:51%、B19%

等関係のないところでも大きな差を付けたんです。

 

これが派生された第一印象の偏見「ハロー効果」です。

 

これだけだと
「そうなんだー」
ぐらいにしか思わないと思うんですけど、
次の実験が面白いんです。

 

アッシュはもう1つ別の実験もしました。

 

今度はAグループ34人Bグループ24人に分けます。

 

今度は伝えることは同じですが、
伝える順番を変えての実験です。

 

AグループにCさんはこういう人だと伝えました。

 

A「知的。腕がある。勤勉。決断力がある。現実的。注意深い。嫉妬深い。」

 

続いてBグループには同じことを伝えますが、
順番を逆にして伝えます。

 

B「嫉妬深い。注意深い。現実的。決断力がある。勤勉。腕がある。知的。」

 

Cさんの特徴を順番を変えて伝えているだけです。

 

だけど、その結果はこうなりました。

 

 

幸福さA:32%、B5%
ユーモアさ:A:52%、B:21%
社交性A:56%、B:27%
ルックスの良さA:74%、B35%
落ち着き具合A:64%、B9%

 

同じことを伝えて、
伝える順番が違うだけでも
こうも違うんです。

 

ルックスの良さなんてマジで関係ないのに
39%も違いますw

 

つまりAは能力が高いけど、全てが完ぺきではない人
Bは欠点が多く、能力を生かし切れていない人
と評価されちゃうんです。

 

これ天と地の差ですよね。

 

つまり伝え方次第で第一印象は大きく変わるんです。

 

ですので、履歴書1つでも
会ってもいないのに
バイアスのかかった評価を受けてしまうんです。

 

ですので、逆にハロー効果は上手く使えれば、
相手に良い印象を残すことができます。

 

ルックスを39%も盛る事ができるわけですから。

 

なので日本人がやりがちな
欠点から伝えるのはダメなんですよ。

 

「高校では、そんなに強い部ではないんですけど、野球部で、一応部長やってました。」

 

「高校では野球部の部長やってました。部自体はそこまで強くはなかったんですけどね。」

 

受け手の印象としてはだいぶ違いますので、
伝え方も注意しないとですね。

 

ただハロー効果で自分の印象を作る分にはいいんですけど、
相手の印象をハロー効果で決めると危ないんですよ。

 

例で言うと
「有名モデルがお薦めしている化粧品を買ってしまう」
っていうのが印象で決めつけてしまうハロー効果です。

 

化粧品は

  • 合成界面活性剤
  • 合成ポリマー
  • 有毒な植物エキス
  • 防腐剤
  • 紫外線吸収剤
  • タール色素
  • ナノ粒子
  • 香料
  • 旧表示指定成分

が肌を破壊する成分だってことが証明されています。

 

上記成分に関するデカい事件で言うと
2013年にカネボウ白斑事件
(治るのに数年単位かかる白いシミが肌にできてしまう事件)に
発展したこともあったぐらいです。

 

 

しかもそれでいて肌のバリア機能を破壊する
合成界面活性剤は規制されないっていう…笑

 

企業の金の力で機械的に広告してるだけなので
ハロー効果で決めつけるのではなく
ちゃんと調べなきゃですね。

 

あとは
「芸能人がお薦めしているレストランは美味しいだろう」
「食べログ3.5以上の店は間違いないだろう」

っていうのも印象で決めつけるハロー効果です。

 

因みにこのラジオドラマの
繃帯の男と眼鏡の男も初対面同士でしたが
お互いに自殺をしようとしている相手を見て
どんなハロー効果が働いたのでしょうか?

 

それともハロー効果は一切働かず、
相手の事を見れていたのでしょうか?

 

不幸バイアス②ダニング=クルーガー効果

 

次にお伝えするバイアスが、
ダニング=クルーガー効果です。

 

「俺、たぶん同年代の中では仕事はかなりできる方で、たぶん日本の中でも平均以上には入ると思うぜ☆」

っていう奴、あなたの周りにいませんか?

 

これ、めっちゃムカつくよね?笑

 

ダニング=クルーガー効果とは
実際に下位の人ほど自分を高く見積もる傾向があるっていう効果です。

 

ダニング=クルーガー効果の実験

 

この実験では
学生65人に

  • 文法
  • 論理性
  • ユーモアさ

等のテストを行いました。

 

その後に自分の点数がどのぐらいだと思うかを
推論してもらいました。

 

その結果がこちらです。

 

 

このグラフはユーモアさに関する
自己採点と実際の点数を表したもの
です。

 

このグラフのように、
実際にテストの点数が低い人ほど、
自分を高く見積もり、
テストの点数が高い人ほど、
控えめに見積もる傾向
が分かったんです。

 

実際に最下位クラスの人の46%の人が
「自分は平均以上だ」
と思い違いを起こしている結果に…!

 

因みに他の点数の関係に関してもほぼ同じで、
点数が低い人ほど自己採点を高く見積もり、
点数の高い人ほど低く見積もっていました。

 

ダニング=クルーガーの実験論文はコチラ

 

要するに
底辺の人ほど能力を過大評価し、
トップの位置にいる人ほど能力を過小評価する

って事が分かります。

 

…って言っておきながらアレなんですけど、
これ僕もなる事ありました。笑

 

「今回のテスト8割ぐらい取れてるだろー。→結果57点。」
みたいなね。

 

絶望だよね、あれ。

 

普段の生活でも調子に乗ってた時は
「自分は上の方にいるわー。営業できる方だわー。」
みたいな事言ってたなぁと反省。笑

 

これ、調子に乗ったら要注意ですね。

 

ダニング=クルーガーの具体例

 

「海外行ったことないけどTOEIC900点だから俺は英語力高いんだー!」

 

高齢者の「自分はまだまだ運転できる!」←マジで危ないやつ

 

これらも全部ダニング=クルーガーです。

 

それから、このラジオドラマにもこんな台詞がありました。

 

台詞「僕は俳優なんです。そこそこ名前の知れた俳優なんです。」

 

この眼鏡の男の人が実際に
ダニング=クルーガーが働いていたかどうかは
分かりませんが、
えーっと、これはどうなんでしょう?笑

 

これもある意味「役者あるある」ではありますよね。

 

「テレビに出ている役者より絶対自分の方が演技上手いわー!」
みたいに言う人結構いるし。笑

 

誰かが自慢し始めたら
ダニング=クルーガー発動の可能性あります。

 

ただ「お前は下位だよ」って指摘すると
殺られる可能性あるので
優しく見守ってあげて下さい。

 

自分の能力を過大評価すると
「これぐらい余裕だろー」
っていう仕事でも太刀打ちできなくなることもあります。

 

その結果自信喪失にも繋がり兼ねませんので、
調子に乗ったら要注意です。

 

不幸バイアス③根本的な帰属の誤り

 

これは他人の行動を
「その人はそういう奴だから」
と決めつけてしまうバイアスです。

 

人が他人の事をよく理解できないのはこのバイアスのせいです。

 

例えばあなたは今カフェにいるとします。

 

すると店員が奥で食器を割る音がしました。

 

「あの店員は不注意だー」
とか
「あの人はドジな人なんだろうなぁ」
とかって思いませんか?

 

これが根本的な帰属の誤りなんです。

 

逆の立場で考えてみてください。

 

もし、あなたが食器を思わず割ってしまったとします。

 

自分の場合はどう思うでしょうか?

 

「こんなところにコップを置いてるからだ」
とか
「客が注文を急かすからだ」
状況を理由にしませんか?

 

このように自分の場合と他人の場合で
認識の相違が起こっているんです。

 

このように相手の場合は「その人の人格」を理由にし、
自分の場合は「その時の状況」を理由にしてしまう事を
根本的な帰属の誤りと言います。

 

なのでよくある
「俺、寝てないんだよねー」
っていう寝てない自慢とかも
たとえ本当に仕事が忙しくて寝る暇がなかったとしても
他人から見たら
「自己管理ができない人」
という人格的評価を受ける可能性が高いです。

 

めっちゃ寝て、
睡眠を言い訳にしない習慣を付けるようにすると良いと思います。

 

因みにいつか詳しくお伝えしますが、ザックリ

  • 睡眠ホルモン「メラトニン」の分泌量を増やす
  • 寝る前に副交感神経を優位にする
  • 起床後体内時計をリセットする習慣を作る

という事を意識すると質の高い睡眠が得られます。

 

僕の「睡眠不足で息できなくなった事件」の経験と合わせて
これはいつか話したいw

 

このラジオドラマ内でも
「相手が自分の事を分かってくれない!」
というようなシーンがお互いに何度かありましたが、
根本的な帰属の誤りが起きていたのでしょうか?

 

それとも別なことが原因で
お互いに怒っていたのでしょうか?

 

(実験としてはLee Rossのクイズの実験が有名なんですけど、
論文がネット上に落ちていないのと
内容が複雑で分からなくなる可能性がある為、実験の説明は割愛しました。)

 

まとめと次回予告

 

ということで今回は皆さんが比較的ハマり易い

  • ハロー効果
  • ダニング=クルーガー効果
  • 根本的な帰属の誤り

の3点について今回お伝えいたしました。

 

ハロー効果は見た目で全てを判断してしまうバイアスです。

 

ダニング=クルーガーが
低能ほど過大評価、有能ほど過小評価するバイアス

 

根本的帰属の誤りは自分の行動は状況を理由にし、
人の行動は人格的な理由を当てはめてしまうバイアス
です。

 

これらは要するに「偏見」ですので、
こういうバイアスがあると意識するだけでも
ひっかかる事が少なくなります。

 

それから上記を読んだだけだと
すぐに忘れてしまうと思いますので、
これを基にもう一度ラジオドラマを聞いて頂けると
心理学をストーリーで覚えられるのでお薦めです。

 

「あ、これダニング=クルーガーだ!」
「これが根本的帰属の誤りかー」
みたいなね。

 

んで、次回も色々反応見つつ、こういった感じで

  • 色んな自殺方法がある中で電車を選ぶ人の心理
  • 営業職必見?!受注率を17%→76%に引き上げた驚きの研究

等をお伝えしたいなぁと今のところ思っています。

 

※内容を変更する可能性もあります。

 

心理学も色んな方面に派生させて
皆様の知識として残り
皆様が日常に使えることに焦点を絞って発信していこうと思っています。

 

あと、次回はもうこんなにダラダラ長くは書かねぇようにします。笑

 

命を弄ぶ男ふたり【前編】はコチラ

 

次回は3/20(水)発信予定です。