自殺手段に「電車」を選ぶ心理と1日30秒で人を変える法則

 

今回はラジオドラマ「命を弄ぶ男ふたり」を基に

  • 自殺をする時に「電車に飛び込む事」を選択する人の心理
  • 【営業マン必見】受注率17%→76%に変えた「一貫性の法則」
  • サボり癖を1日30秒で変えるフット・イン・ザ・ドア

についてお伝えいたします。

 

命を弄ぶ男ふたり【前編】のラジオドラマはコチラ

 

自殺方法として電車を敢えて選ぶ人の心理とは?

 

今回のラジオドラマ「命を弄ぶ男ふたり」では自殺をする手段として
「電車」
を選びました。

 

普通「自殺をしよう!」って思ったら
電車はなかなか選べないですよね?

 

凄ぇ痛そうだし…

 

即死できなかったら
痛みにもがき苦しまなきゃならないし…

 

そうなんです。

 

普通どの人でも自殺方法として電車は選ばないんですよ。

 

しかし電車への飛び込み自殺は日本では
頻発しています。

 

この理由は自殺者を見てみると良く分かります。

 

心理学的剖検研究の結果として
自殺者の90%が精神障害にかかっていて、
残りの10%の人も精神症状が精神障害者と似ていた

という事がWHOの統計から分かっています。

 

 

つまり精神状態が異常でない自殺というのは
ほんの極僅かだった
という事です。

 

WHOの自殺に関する統計はコチラ

 

つまり自殺を実行に移す人は
普通の精神状態ではないんです。

 

具体的に

  • 人間関係
  • 健康
  • 経済的理由
  • 家庭問題

等が原因で精神障害が出て自殺の道を選んでしまうようです。

 

 

厚生労働省の自殺理由の統計はコチラ

 

精神障害にも色々種類があるんですけど、

  • 思考障害
  • 幻覚や妄想

というのがどの精神障害にも共通に表れるようです。

 

つまり
「今電車に飛び込めば楽になるかも…」
というその場での自殺への誘惑による衝動。

 

もしくは計画的な自殺というよりは
頭の中で苦しみが反芻する事で被害妄想が肥大化し、
他の情報が入る余地が無くなり自殺…

等がほとんどのようです。

 

ですので何か月も前から計画的に
「この方法が一番楽だからこれにしよう!」
という冷静な思考はほとんどないんです。

 

実際に自殺者の持ち物には
会社の資料や「その日以降までの定期」などが入っていて、
死ぬ事を決意した人間が持つとは思えない物だった…
という事をJR職員がツイッターに上げた事があります。

 

持ち物に関しては
統計的なデータがあるわけではないんですけど、
精神障害の症状から、
電車自殺は本人も予期しない、
その時の衝動的な感情で起こることが多いと予想できます。

 

つまり自殺というのは計画的にしても衝動的にしても
精神的にかなり追い込まれた人が選ぶ事なんです。

 

今回出てきた「この命を弄ぶ男ふたり」の登場人物の自殺理由は
どうだったのでしょうか?

 

精神的にどうしようもないぐらいに追い込まれていたのでしょうか?

 

衝動的な自殺だったのでしょうか?

 

計画的な自殺だったのでしょうか?

 

それとも本当は死ぬ気はなかったのでしょうか?

 

ただどちらにしても
衝動が去った後でも2人は何度も自殺を試みようとしています。

 

その1つの理由として
「一貫性の法則」
という心理法則が考えられます。

 

一貫性の法則とは?

 

一貫性の法則とは
「自分が一度決めたことと矛盾する行動は取りたくない」
という人間心理の法則の事です。

 

例えばあなたが家電量販店で
14万8千円のパソコンと
スペックが一段階高い18万円のパソコンを
薦められているとします。

 

あなたの予算は15万円です。

 

予算の都合上14万8千円のパソコンを選びます。

 

すると
「このパソコンには別売りの
ウイルスバスター、パソコンケース、マウスを購入する必要があります」
みたいな事を言われます。

 

すると例え
合計額が予算オーバーの18万5千円の出費になるとしても
ほとんどの人が付属品を買う事も了承するんですよ。

 

予算以内に抑えたければ
他のパソコンを見たりするところですが、
一度「買う」と宣言してしまうと
撤回できなくなってしまうんですよ。

 

この「買う」と言った後に「やっぱり買わない」と言わず
自分の行動の矛盾を嫌い、
一貫した行動を好む人間の心理

一貫性の法則といいます。

 

【営業マン必見】一貫性の法則で受注率が59%アップ?!

 

実際の1966年のFreedman&Fraserの心理学の実験も見てみます。

 

「あなたの庭の芝生に交通安全の看板を置かせてください。」

 

当時このようにお願いすると
実際にOKした人は全体の17%だけでした。

 

そこで別のコミュニティに
安全運転に関する7.6cm四方のシールを
車の後方ガラスに貼らせてほしいとお願いしました。

 

そしてシールを貼ってもらった2週間後にもう一度
「あなたの庭の芝生に交通安全の看板を置かせてください。」
とお願いします。

 

その結果76%の人がOKしたんです。

 

17%→76%なので凄い効果ですよね?

 

交通安全の7.6cm四方のシールを貼らせる事で
「自分は交通安全に貢献している人物なんだ」
という思いが刺激され、
「交通安全に対して意識が高い人間なんだ」
錯覚を起こします。

 

これによって更に大きい交通安全の看板をお願いすると、
「交通安全の意識が高い自分が断るのは何か違うなぁ」
と思うようになって断り辛くなるんです。

 

人は矛盾した行動を嫌い、
自分の行動に一貫性を持たせたいと
無意識に考えるからです。

 

この矛盾した行動を嫌う法則が一貫性の法則です。

 

んで、最初のお願いを誰でもOKするような小さいことから始める手法
フット・イン・ザ・ドアと言います。

 

フット・イン・ザ・ドアは通販会社で使われる手法

 

 

フット・イン・ザ・ドアは
服の試着や化粧品の試供品とかで
よく使われていますね。

 

あとは化粧品・サプリの通販販売とか。

 

初回1週間分380円
本品購入の場合1か月分1,620円
みたいな感じで使われています。

 

何故このようなシステムになっているかと言うと、
実際に売れているからです。

 

フット・イン・ザ・ドアで役者が舞台チケットを売る方法

 

他の例で言えば
役者が舞台チケットを売りたい場合。

 

舞台でこういう役をやってて
こういうシーンをやるんだけど、
動画に撮ったから見てもらえないか?

 

みたいなのも手ですね。

 

短めの動画であればほとんどの人が見てくれるだろうし。

 

「良いと思うよー」「楽しそうだねー」
みたいな答えが返ってきて一通りやり取りをします。

 

この時に
「この前後に本当は俺が体張るくだりがあるんだよねー」
みたいに言って、軽い気持ちでも
「それはちょっと観たいわー」「行きたいわー」
っていう言葉を相手から引き出すのがポイント
です。

 

んで、このやり取りの2週間後ぐらい
「この前はアドバイスありがとう。もし良かったら公開日決まったから観てほしい。」
みたいな事を言うと
一貫性の原理が働いて断り辛くなります。

 

自分が「行きたいわー」って言った舞台に行かないというのは
その人にとって矛盾しているので、
それを断るのはなんか気持ち悪い感覚になるんですよ。

 

ただ考える間を与えると断る理由を与えてしまいますので
できれば対面とか電話とかで
その場で決めさせるのが効果的です。

 

とは言え、ラインとかでも
普通に宣伝するより効果は十分期待できます。

 

人は断るのが苦手な生き物ですので。

 

これ、なかなか悪魔的ですよね。笑

 

これをここで言っちゃったんで、
僕はこの方法もう使えないんですけど。笑

 

「数秒程度の動画を見る」といった
誰でもやってくれるような小さなお願いにするのがポイントです。

 

フット・イン・ザ・ドアを習慣付けに適用する

 

フット・イン・ザ・ドアの他の使い方として
自分の習慣付けに対して使うことも可能です。

 

例えば「本を読む」という事を習慣化したいとします。

 

その場合、
「本を1日1行だけ読む」
という超小さな事を習慣化させてみてください。

 

読むのは本当に1行で大丈夫です。

 

一貫性の原理で、1行で飽き足らず
気付いたら1ページ読んでしまう
っていう効果に期待できるからです。

 

しかも人は新しい物事に取り組むのが苦手なので、
「1日1章」とかにすると挫折しがちですが、
1日1行ならいける気がしませんか?

 

人は習慣付けされていない行動が苦手で、
目標を大きくし過ぎると挫折してしまうんです。

 

なのでフットインザドアで超簡単なことを習慣化して、
行動が苦にならなくなってから
徐々に量を増やしていくと良いんです。

 

自転車のこぎ始めはしんどいけど、
ある程度こぎ続ければ楽になるのと同じです。

 

いきなり一番重いギアでこぎ始めるんじゃなくて
一番軽いギアで始めて
楽になってきてからギアを上げていくと
苦もなく徐々にスピードに乗ることができます。

 

読書以外にも

  • 1日8秒だけストレッチする
  • ピアノを1小節だけ弾く
  • スクワットを1回だけやる

等色んな事に応用させることも可能です。

 

因みに僕も今これを使って
色んな事を習慣化させています。

 

その内の1つは
いつか表現としてお見せできればなぁ~と思いながら
少しずつ練習を重ねています。

 

それからこの「命を弄ぶ男ふたり」では
「自分は死ぬんだ」
という事を相手に言ってしまっています。

 

衝動が過ぎた後も何度か自殺を試みていますが、
これは一貫性の原理になるのでしょうか?

 

それとももっと別の事が理由があったのでしょうか?

 

まとめ/次回予告

 

というわけで今回は

  • 電車自殺を選ぶ人の心理
  • 一貫性の法則
  • フット・イン・ザ・ドア

の3点をお伝えいたしました。

 

電車自殺は精神的理由が主な原因なので
他の方法を考える前に突発的に行動を起こしている事が多い
という事をお伝えしました。

 

一貫性の法則は
一貫した行動を好み、矛盾を嫌うという法則で、
一貫性の法則で営業に生かすことが可能だとお伝えしました。

 

フットインザドアは
最初に小さいお願いごとをする法則で、
一貫性の法則と合わせると
より断られ辛い営業が可能になります。

 

んで自分自身の行動の習慣を変えるのにも
使える法則だ
という事をお伝えしました。

 

そして次回は3/23(土)
命を弄ぶ男ふたり~後編~
を配信いたします。

 

心理学は3/27(水)発信予定です。

 

心理学パートは文章量を今の3分の1ぐらいにしたいなぁ。

 

マジで。