テンションリダクション効果を徹底解説!散財の原因はコレ?

 

「今日はこの辺に一杯やって、いずれその内別々にやる事にしようじゃないか」

 

 

前回放送したラジオドラマ
「命を弄ぶ男ふたり~後編~」
死に関する真面目な話をした後の台詞です。

 

※長期記憶に残すため、
ラジオドラマを基に解説しておりますので、
まだご覧になっていない方は
ラジオドラマ「命を弄ぶ男ふたり」を先にご覧ください。

 

命を弄ぶ男ふたり~後編~はコチラ

 

物凄く真剣な話や
緊張が張る出来事の後って
「今日ぐらい飲んでいこう」
っていう気になる事はありませんか?

 

これがあなたの散財の原因
「テンション・リダクション効果」
です。

 

緊張の事を英語で「ストレス」と言いますが、
人はストレスを感じると
必ずコーピング行動(ストレス発散)を取ろうとします。

 

ストレスと無意識の関係

 

これは実際に「ストレス発散させよう!」と意識していなくても、
無意識下でその発散が体温の増加
呼吸数の増加などにより、
体で勝手に起こるんです。

 

これはそのストレス状況と
いつでも戦ったり逃げたりできるように
体内が体を動かす準備をしているから
です。

 

無意識の内にストレスと戦う準備をしているんです。

 

なので、ストレスを感じると
状況察知の為、目の瞳孔が開き、
どんな状況にも対応できるよう
心拍数・呼吸数が上がり筋肉も張ります。

 

余計な部分にエネルギーを使わないよう、
体内の消化器官の活動は抑制され、
交感神経が優位になります。

 

ただ、この状況がいつまでも続くことはなく、
緊張から解放されると、副交感神経が優位になり、
呼吸数・心拍数は落ち着き、筋肉は緩み、
いわゆるリラックスモードに入るんです。

 

つまり、ストレスを感じやすい出来事の後は
気の緩みがあなたを襲うんです。

 

この気の緩みが散財に繋がり易くなっている
というのが、テンションリダクション効果です。

 

実際に

  • 何千人の人を前にして行う仕事
  • 大きな試験
  • 大きな最終面接の後
  • 最終オーディションの後

等を想像してみて下さい。

 

「今日ぐらい何か美味しい物でも食べようかなぁ」
とか
「打ち上げをしよう!」
とかってなりませんか?

 

普段はそこまで外食や飲み会をしない人でも
ついつい気が緩んで行っちゃいませんか?

 

これがテンションリダクション効果です。

 

あまり浪費癖がないと思っていた僕でさえ、
このタイミングでは浪費をしてしまう事が結構ありました。笑

 

このテンションリダクション効果は
主な実験データがないので、
自分の知っている統計データをいくつかお伝えいたします。

 

テンションリダクション効果がよく分かる統計データ

 

某化粧品会社では
クレンジング(単品)の注文を電話で受けた際に
一度購入を確定させてから、
定期コースに引き上げをするという手法で
65%の定期獲得に成功しています。

 

更に同じ手法で定期特典を豪華にした別の化粧品メーカーでは
定期コースへの誘導率を80%以上という
驚異的な数字を記録した会社も中にはあります。

 

通常化粧品会社の2回目の購入率は
都度購入の場合は約30%前後、
定期購入の場合約60%前後と言われているので、
企業からしたらこんなビジネスチャンスはないわけです。

 

単純に2回目の売り上げが倍違いますので。

 

※金額や商品にもよります。

 

母数は共に1万人以上です。

 

暗いドキュメンタリーや悲惨なニュースに挟まれるCM

 

災害や殺人事件の
報道番組の合間に挟まれる枠でのCMが利益を生み出す理由

まさにこのテンション・リダクション効果にあります。

 

悲惨な深刻な気持ちになってから
CMを挟むと気が緩むので、
そのCMの商品を買い易くなるんです。

 

一見避けそうなCM枠ですが、
スポンサー側があの枠を良しとしているのは
実はそういった理由もあったんです。

 

あぁいったドキュメンタリーや報道を放送するのは
スポンサー商品の売れ行きを良くする為だったんです。

 

テレビ恐ぇー。笑

 

テンションリダクションを徹底的に使おう!

 

俳優の場合、オーディションという
張り詰めた空気を何度も経験している方もいると思います。

 

このテンションリダクションを使うには
一度オーディションが終了してから
自分を売り込むと相手の印象に残り易いです。

 

「何か質問はありませんか?」

 

「無いです。」

 

「それではありがとうございました。」

 

「ありがとうございました。
…あっ!そう言えば1つだけいいですか?」

 

みたいな。

 

テンションリダクションによって
オーディション中に言った事以上に
あなたを印象付け、売り込むことができるはずです。

 

勿論その場の空気にもよりますが。

 

売り込んだ後に「追い打ち」を必ずしよう!

 

もっと言うと何かをお願いして相手がOKをしてくれた場合。

 

ほとんどの人が売り込めたら
満足して終わってしまうんですけど、
売り込んだ後こそ最大のビジネスチャンスなんです。

 

例えば、
「今回俺が出る舞台に是非来てほしい!ただ3,000円するんだけど…」
と舞台チケットを売り込むとします。

 

「分かった。行ってやるよ。」
という返事が来たらビジネスチャンスです。

 

「できればSNSのシェアで宣伝してみてくれない?」
とか
「もし良ければお前の友達の〇〇とか誘ってみてくれない?」
とか聞くと意外と協力してくれます。

 

相手がチケットを買ってくれたら、
満足して気が緩んでしまう人も多いと思いますが、
売り込む側はOKしてくれてからが戦いなんです。

 

ラジオドラマの方に話は戻りますが、
実際にこの命を弄ぶ男ふたりは
生きる死ぬの緊張の糸が切れた後、
このテンション・リダクションは起きていたのでしょうか?

 

果たして繃帯の男は
眼鏡の男の分までもお金を出してくれるのでしょうか?笑

 

まとめ/次回予告

 

上記まとめると、仕事終了後等の
真面目モードの後は人は散財し易い傾向にあって
これをテンション・リダクション効果と言います。

 

人はストレスを感じると闘争・逃走ができるように
体内で心拍数や基礎代謝が上がったり、
筋肉が張ったりします。

 

んで、ストレスから解放されると
リラックスモードに入り、
散財スイッチがONになります。

 

それを逆手に取ったビジネスが現在は主流で、
80%近いアップセルを実現した会社もあります。

 

人の気が緩んだタイミングこそが最大のビジネスチャンスなので、
何かを売り込んだら満足するのではなく、
その後に必ずもう1つ何かを売るようにすると良い
という事をザックリ今回はお伝えいたしました。

 

ラジオドラマでは
「今日はこの辺に一杯やって、いずれその内別々にやる事にしようじゃないか」
のシーンですね。

 

そして次回は4/3(水)発信予定です。

 

次回はせっかくなので、
もう一度自殺や不幸について触れていきます。